過去の事例@

富貴長久、子孫繁栄の住宅

この家の敷地は北側の市道より4メートルほど高い位置にあり、敷地へのアプローチとして東北側に幅2メートルほどの急勾配の坂道がついていましたが、いざ生活用の通路としてこれを使おうとすると、車の乗り入れを含めていくつかの不都合が予想されました。

 そこで色々と検討した結果、市道が東(±0)から西(十1.5メートル)に向って登り坂となっていることに着目し、図の位置にアプローチを新設することに決め、以前からあった急な坂道は、新設工事の時に出る残土を盛って地盤高+4.0メートルの敷地に改造することにしました。ただしこの改造した部分の地盤は軟弱なので、建物は載せないことも合せて決定しました。

右記の発想の転換で、理想的なアプローチが出来、さらに車庫、倉(ギャラリ−)を含む屋敷全体も満足できる配置となりました。

前置きが長くなりましたが、この家の家相について少し説明を加えてみましょう。

 浴室の東側に空地をとったのは、ここが軟弱地盤だったからですが、結果的に、「泉南隅(辰己)の張出しの家」を生むこととなりました。これは、富貴長久、子孫繁栄の大吉相とされています。又、別の家相で、 「間口の広さより奥行が深い家は吉」とされ、表間口、つまり玄関のある側の幅より奥行の深さの長い家は裕福をもたらし、長く繁栄する吉相の家(家相の科学より)といわれていますが、これもアプローチを西側に移動させ玄関を西面に配置するという発想の転換がなかったらこのようにうまくはいかなかっただろうと思います。


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